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心は神に通ず・・・・
心は「君主の官」と呼ばれる。神に通ずる最高の指導者とされ、聡明さ、英知はここから発現する。すなわち、心は、「精神」の中枢であり、すべての生命活動は心により統率されている。これを古医学書では、「心は神を蔵す」といい、「心は生の本、神の変ずる所」と述べている。また、「心は五臓六腑の大主にして、精神の存する所」といい、心が神を通じて五臓六腑を指導し、生命活動を主宰しているとしている。
もしも、この心に病変が生ずると、動悸、恐怖、不眠、健忘、胸苦しさ、うわごと、意識の昏迷、あるいは、よく悲しんだり、また笑いが止まらないなどの精神状態の乱れとして現れてくる。
心と血脈の関係・・・
血液は脈中を流れて全身を循環する。この血液を包んで全身を周流させるものが脈である。心は血液を循環させ脈の働きをつかさどる主要な臓器で、血脈に生ずる現象の多くは心と密接な関係にある。この心と血脈の関係は顔色の変化になって体外に生ずる。もし、心と血脈の働きが衰弱すれば、血液の流れが悪くなり、顔本来の色調を失い、蒼白になって光沢がなくなる。また、心気が不足したときは、薄黒い、あるいは青紫の顔色となって現れる。
心と舌の関係・・・・
心と舌もまた密接に関係している。この関係を古医学書では、「心は舌に開孔す」と述べている。この心に病変があれば、舌は赤くなり、もつれて言語不能の状態におちいる。さらに心気の不足は味覚の異常となって現れる。
なお、舌は心だけではなく脾や胃とも関連が深く、種々の異常が生ずる。
心包絡は心の外衛 心包絡は、「臣使の官」と呼ばれる。君主である心のそばで内侍の役割を果たし、心の意思を外に表す。つまり、心包絡は、心を守る外衛で、その機能や病変はすべて心に一致する。 |
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