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肺は気血を調整する・・・
肺は「相傅の官」と呼ばれ、君主である心を補佐する宰相の役割を果たし、人体の血液の循環を調節し、気血を調整して、五臓をよく協調させている。したがって、血液異常では肺に対する治療もたいせつになる。
肺は気を統轄する・・・
肺は呼吸作用によって「天空の気」を吸入し、「天の気」を生成して全身に輸送する。この天の気の一部は飲食物の精気と合体して真気となり、生命の維持作用を発揮する。古医学書では、「真気は天よりこれを受け、穀気とともに身を充たすもの」と述べている。したがって、肺の異常は、咳嗽や呼吸困難などのほか、体力がなくなって疲れやすくなるなどの症状を現す。
肺と鼻、のどの関係・・・
鼻は、「天空の気」が出入りする門戸で、古医学書では、「肺は鼻に開孔す」と説明している。ゆえに、肺に病変があると、その症状は常に鼻に現れ、鼻づまりや嗅覚の異常を起こす。さらにひどくなると、咳嗽や呼吸困難が生ずる。鼻翼のぴくぴくするのは肺異常の特徴の一つとされる。
肺と皮毛の関係・・・・
肺で吸入された「天空の気」は全身にめぐらされ、体全体を包むように分布し、保護する。この陽気は外界の気温や体温の変化にしたがって調節作用を起こし、寒いときには縮み、肌を緻密にさせ、発汗を停止させる。反対に暑いときには伸張して肌を弛緩させ、発汗を生じさせる。このバランスがくずれると肌は外邪にもろくなる。かぜにかかりやすくなるのはこのためである。
また陽気は各臓腑の表面を保護する。したがって肺機能が低下すると、陽気が不足して臓腑もその抵抗力を失い、病邪におかされやすくなる。反対に肺機能を整えることでからだに抵抗力をつけることもできる。「導引の術」もこの原則から派生したものであり、乾布まさつも、肺と皮毛の関係を応用したものである。 |
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